会長挨拶 バックナンバー

会報62号 会長挨拶

 今年も皆様と同志社同窓会を繋ぐ大切な『会報』62号をお手元にお届け出来ます幸いを感謝しております。

 皆様、お変わりございませんか。
 2021年も、前年に引き続き新しい道への扉を開けて歩む日々でした。
 同志社同窓会は、1893年、卒業生及び女学校関係者96名によって創設されました。1903年、母校愛にあふれた多くの先輩諸姉らが当時の生徒、女子教員らと共にデントン先生に教えられたバザーを行い、それにより責任の自覚、奉仕、協力、努力することで得られた果実が母校や同窓会の役に立つ、と身をもって学ばれました。
 また、35年もの長きにわたり同志社同窓会長として尊いお働きをなさった武間冨貴さんがその著書『スモークツリー』の中で「母校の為に愛情と熱意を捧げ、神と人とに仕える徳育を教育の基とする同志社で学んだ幸せを感謝し、家庭に社会にそして全世界に、新島先生の意志を心に刻み、良心を持って行動する人物となり、母校の評価を高からしめねばならない」と述べておられます。
 同志社女子部は、神と社会に奉仕するという高い志を持ち、深い愛をもって生きた教育をなさり、遂には愛する女子部構内のデントンハウスで生涯を閉じられたデントン先生はじめ、それより12年前の創設期に、女子教育の為にその身を捧げられたスタークウェザー先生ら、多くの宣教師や先生方によって大切に育てられてきました。私達もその歴史の中で、愛に満ち溢れた先生方、先輩らの尊いお働きによって今日、同窓生として存在できることを思い、感謝にたえません。
 同志社は多くの時を経て、3年後には同志社創立150年を迎える事になります。
 在学中に女子部の教育理念であるキリスト教主義・徳育、国際主義、リベラルアーツ教育を受けた同窓生たちは、先輩諸姉のお働きに学ぶとともに、日本のみならず世界各地で「地の塩・世の光」として新しい時代の中で未来に向かって、多様な個性を生かして歩んでおられます。
 私達は在学中に与えられた多くの恵みに感謝し、母校と手を携えて、在学生らが更に良き環境で学び、卒業後同窓会員としてその働きを広く世に示すことを願い、共に歩むものでありたいと思います。
 インターネットを駆使したニューノーマルの時代と言われています。各地の支部にお入りくださって、従来の常識にとらわれず新しい形で、歳の差を超えた同窓生が親しく交わり、広く同窓会の為に喜びをもって活動できますようにと祈っております。

会報61号 会長挨拶

 皆様こんにちは。コロナ禍の中、創意工夫を重ねた新しい生き方にもすっかり慣れてお元気で過ごしておられることと思います。

 同志社同窓会も2020年度は恒例の行事がほぼ出来ず、特に総会を中止せざるを得なかったことは痛恨の極みでした。
 けれども、年齢の差を超えた評議員が各委員会に分かれ、与えられた分に応じて世代を超えてお互いを尊重し、同志社ファミリーの中で良き姉妹として時には年長者の声に耳を傾け、時には年若い人たちの斬新な発想を受け入れ、常に活力を持った存在でありたいと願い続けた1年でした。
 女子部創立145年を迎える今年は、奇しくも女子部最初の女性宣教師であり、実質的に最初の校長として、1876年に26歳の若さでアメリカンボードから派遣されて同志社女学校に赴任したスタークウェザー宣教師の没後100年を迎える年でもあります。
 先生の来日は、ミス・デントンが同志社に赴任されるより12年も前のことでした。
 先生は、ウーマンズボードからの多額の寄付によって建てられた女学校最初の寄宿舎付き校舎で、生徒たちと寝食を共にし、キリスト教教育を心を込めて行い、生徒たちに数えきれないほど多くの精神的財産を残して1883年に帰国なさいました。
 昨秋、先生の召天にまつわる事実が次々と判明したことは、人間の思いをはるかに超えた神のなさる業であることの証しでもありました。
 今日の女子部があるのは新島先生らの篤い祈りに始まり、数えきれないほど多くの同志社を愛する方々の献身的なお働きがあったからにほかなりません。また、神様の深く大きな愛のみ手に守られ、支えられていなければ、同志社は厳しい時代を乗り越えることが出来なかったと思います。
 女子部創立145年は次の150年を経て新島先生のおっしゃっていた同志社の完成である200年へと続く通過点です。私たちは歴史の中の1ページに、その時代の証人として立たされていることを改めて思い、その責任の重みをひしひしと感じています。
 コロナ変異株により、人々は今日、明日の暮らしに希望が持てず不安と絶望の中で悩み、苦しみ、もがいています。けれども、私達「同志社乙女」は「苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むことを知って」います。
 今日、生かされている私たちは、自分のことだけでなく、闇の中にある方々に寄り添い、共に悲しみ共に喜ぶ人として、この1年も互いに手を取り合って歩みたいものです。
 愛する同志社同窓会の一員として、お住まいの地域の支部にお入りください。年の差を超えた良き交わりの中で母校の為に共に祈りましょう。

会報60号 会長挨拶

 同志社同窓生の皆様、こんにちは。いかがお過ごしでいらっしゃいますか?
 希望に満ちて迎えるはずの新年度が、新型コロナウイルスの蔓延で先の見えない暗闇の中を歩まざるを得ない今日です。困難な中におられる方々の上に平安をお祈りしております。
 さて、そのような中でも同志社同窓会は、29名の新評議員と共に新年度の歩みを始めることが出来ました。この度、私は126年の伝統ある同窓会で会長に選出され、その役目を3年間務めさせていただきます。女子教育の重要性を説かれた新島先生の遺志を継いで、多くの先輩諸姉が熱い思いで綿々と繋いで来られた歴史の1ページを紡ぎ、世界中にいらっしゃる同窓の方々と心通わせて共に歩みたいと願っております。どうぞ祈りのうちに覚えて、お支えくださるようお願いいたします。
 私は1967年女子高校卒業、71年女子大学学芸学部音楽学科を卒業後、神様の不思議な導きにより45年間女子中高に奉職し、半世紀以上、今出川校地に通いました。その間、多くの方達との良き交わりを得、育てていただきました。母校では校舎の取り壊しや新築で様変わりもしましたが、ジェームズ館と栄光館は昔からの佇まいで、モダンな新校舎と共に、いつでも卒業生たちをやさしく迎え入れてくれます。
 同志社同窓会は、新島先生が召された3年後の1893年、キリスト教主義教育によって育まれ、深い母校愛を持った96名の卒業生によって始められました。その長い歴史の中で女子部発展のためにご尽力された“女子部の母”デントン先生をはじめとする先生方や、先輩諸姉の愛と祈りに支えられて今日を迎えています。戦後、同志社女子部は女子大学と女子中学・高等学校に分かれ、近年になって≪Vineの会≫と「同志社ゆかり会」が作られ、それぞれ主体的に活動していますが、全会員が同志社同窓会の会員です。この同志社同窓会は、全ての卒業生がいつでも帰ってくることが出来る場所です。
 さて、今年度は同窓会の行事をすべて例年通り行えるかどうか、不確定な状態でのスタートのなりましたが、このような時こそ生かされていることに感謝し、”慌ただしい世の中からしばし離れ、静かに神様のみ声に耳を傾け”一人一人に与えられている使命について今一度振り返ってみる良い機会としたいものです。「人の心には多くの計らいがある。主のみ旨のみが実現する」(箴言9:21)
 どうぞ、お住まいの地にある支部にお入りください。年代を超えて親しく交わり、「地の塩・世の光」として地域のみならず広く世界に目を向け、お互いの違いを認め合う柔軟な心を保ち、与えられた賜物を生かし、女子部で学んだキリストの香りを身につけたものとして、手を取り合って歩んでいきたいものです。

三好三恵子(2020年5月25日記)

就任のご挨拶

会長就任のごあいさつ

会長  三好 三恵子

皆さまこんにちは。
  私はこの度玉村前会長の後任として、4月より就任いたしました。1967年に女子高校卒業、1971年女子大学音楽科を卒業後、女子中高音楽科教諭として45年間母校で教鞭をとらせていただきました。中学から50年以上の長きにわたり、今出川の女子部に通い、多くの先生方や先輩諸氏に育てられ、同級、後輩をはじめ多くの卒業生に囲まれて幸せな時を過ごすことが出来ました。母校で受けたご恩をお返しするべく、出来る限りの応援をさせていただきたいと願っております。
  春先からの新型コロナウイルス感染が日を追うごとに拡大し、先が見えない日々となっていますが、ひときわ美しい桜の花にエールを送られ、私たちの同窓会は、上は80代から下は40代という多様な世代を網羅した29名の新評議員と共に新年度を迎えました。これからの3年間、心を一つに力を合わせて目的を達成するために働いてまいりますのでよろしくお願いいたします。
  同窓会の目的は「本会はキリスト教の教えに基づき会員相互の交誼を厚くし同志社と会員との関係を密接にし、同志社の発展を助けることを目的とする」とあります。評議員一同は恒例の行事を遂行するべく、各委員会に分かれて動き始めています。今年は予定がいつどのように変わるのか、不確定なことが多々ありますが、そんな中でも準備をしっかり行い、どんなことにもすぐに対処できるようにと願っております。
  社会情勢がどのように変わるのか先が読めずにおりますが、各委員会の方々は皆様と楽しいお交わりの時が持てますようにと祈りつつ準備を進めていますので、どうぞご予定くださり、お越しくださるようご案内いたします。また、秋にはバザーなども予定されております。今年度の諸行事にも足をお運びください。
  5月末から6月初めには、皆様のお手元に同志社同窓会報(第60号)が届きます。詳細は会報をご覧ください。多くの皆様にお目にかかれることを楽しみに致しております。

2019年度 新年度のご挨拶

次の世代に向かって


 全国の同窓生の皆様お元気にお過ごしでしょうか?
 私は会長の任に就いて6年目を迎え、最後の年となりました。無我夢中で過ごした1年目でしたが、2年目に入る前に、歴史を継いでいくだけでは新しい歴史を作っていくことにはならないと気づき、新しい試みを加えながら評議員の皆さんと楽しく同窓会活動を行ってきました。「同志社同窓会ここにあり」と、お誘いを受ければどこにでも出かけました。同志社同窓会の立ち位置をご理解いただけたと思っています。
 昨年同志社同窓会は、創設125年を迎えました。143年前に創立された同志社女学校は、現在女子中学・高校、女子大学、大学院となりましたが、女子部の卒業生は全て同志社同窓会の会員です。同窓会の目的に向かって、全国に散らばっている同窓生全員が心を一つにして、母校の為に物心両面で支え、同志社で学んだものとして卒業後も「地の塩、世の光」として成長し続ける一人一人でいたいと願っています。同じ志を持つ同窓生がお住いの地域での支部活動、そして同窓会、学校の行事に参加する事は、同志社精神に触れ、学生時代に学んだキリスト教精神を思い起こし、また考える時になると思います。
 『同志社同窓会125年のあゆみ―本部編・支部編―』も上梓しました。そこにも書いていますが、これからの同窓会は、以下の点を中心に歩んでいきたいと願っています。

  1. ミス・デントンの功績を伝えていく。
  2. ミス・デントンから教わったバザーを通して同窓生同志の親睦を図りつつ、当面のバザーは、同窓会館建て替え準備資金、被災者支援のための資金を用意する事を目的とする。
  3. 在校生・卒業生のために、同窓会奨学金、デントン奨学金の充実を計る。
  4. 支部活動の充実を計る。
  5. 母校に対しては、寄付をするだけではなく全国59支部海外5支部の全会員の日々の行いによって、「同志社女子部で学びたい」と願う若者を次々輩出していく。
  6. 『同志社同窓会報』「同窓会ホームページ」を引き継いでいく。
  7. 会館の貸室、紫苑会講習の充実により、事業収入を確保する。
  8. 対外的に「同志社同窓会ここにあり」とすべての人にその存在、働きを理解していただく。

 同窓生がお互いにそれぞれの賜物を生かし、楽しく奉仕することによって、次の世代に向かって歩んでいきたいと願います。まず同窓生である皆さんが同窓会の行事に参加してください。参加することも大きな奉仕です。
 150年、200年に向かって大きく羽ばたく同志社同窓会となるよう、皆様のご支援ご協力をよろしくお願い致します。

玉村三保子

総会のご挨拶(2016年7月2日)

皆様おはようございます。

只今は讃美歌を歌い聖書を拝読し生田先生のおはなしを聞き、久しぶりに緊張の中にも安らぎを感じました。

7月第一土曜日、一年に一度の本部の総会にご出席頂きましてありがとうございます。

先輩後輩同級生の皆様が一堂に集い久しぶりに会える方、また初めて会う方、同じ学び舎で、学んだ私たちです。心を開き学生時代に戻りゆっくりした時をお過ごしくださいますようにと願います。

熊本地震から、はや二ヶ月以上が、経ちました。まだまだ平安な生活は戻っていません。私たち同窓生は何ができるのでしょうか?熊本の災害地域にお住いの144名の同窓生たちにお見舞いを送らせていただきました。また、27名の学生さんのご家族がお住まいなので被害に遭われた学生さんに今日皆様方にもご協力願っております災害募金箱より奨学金という形でお見舞いをさせて頂く事に評議員会で決まりました。各支部よりも募金していただいております。皆様お一人お一人のご援助をいただきまして被害に遭われた学生さんにお届けできるようにご協力よろしくお願いいたします。

キリスト教主義の女子部で聖書に触れ、讃美歌を歌い、礼拝に参加してまたそれぞれの勉学に励んだ事がついこのあいだのように感じられます。

同志社同窓会として学校のために何ができるのか、また学校で学んだ事を同窓生としてどのように社会に生かす事ができるのかと思う時、同窓会会則三条にあるキリスト教の教えに基づき同窓生のまじわりを厚くし、学校と同窓生の関係を密接にして同志社の発展に寄与するという目的に向かって活動をしたら良いのだと立ち還ります。

 

会報誌56号『Do Handsome』も読んでいただいたと思いますが、女子部設立140年、同窓会設立123年。戦後70年過ぎたこの年、戦時中の女子部はどうだったのだろうかと特集を組みました。また同窓会の1年の歩みをすべての同窓生に知っていただき、卒業後も同窓会を通し女子部の各学校とつながり横糸タテ糸が大きな布となるように私たちも同級生、先輩、後輩と大きな同窓生としての輪を大切にしていきたいと願っています。その輪は全国都道府県にある支部を中心に作られます。どうぞまだ支部に登録されていない方はそれぞれのお住いの支部に登録されて支部の活動にご参加ください。その輪がいくつも重なり同窓会本部としての大きな輪をつくることになります。同窓会が発展しますと母校同志社も発展します。全国の同窓生がお住いの場所でそれぞれご活躍下さって一人一人が母校に寄与しましょう。

只今より同窓会の1年の活動報告、会計報告を聞きまた新たに来年度に向かって歩み始めます。同窓生の皆様のご協力なしでは123年の歴史を継いで行く事ができません。どうぞ皆様お一人お一人のなお一層のご支援、ご協力をお願い致しまして総会挨拶とさせて頂きます。

なお余談ですが皆様のお手元の資料を挟んでいるファイルは今年度の同窓会会報誌の表紙をファイルにしたものです。総会に出席していただいた皆様へのささやかなお土産です。総会にご出席の皆様だけにお渡しさせていただいている非売品です。各都道府県の支部の総会にご出席の皆様にもお土産としてお渡しさせていただきます。また来年は来年の同窓会会報誌の表紙をファイルとして総会のお土産とさせていただく予定です。総会に出席することでファイルを集める楽しみも出来ます。プレミアムがつくかもしれません。総会に出席して楽しんでファイルを集めてみてください。

玉村三保子

新年度のご挨拶(2016年5月25日)

 支部に支えられての同窓会本部 ~全会員がそれぞれの支部に登録を~


 全国の同窓生の皆様、お元気にお過ごしでしょうか? 私も会長三年目を迎え、28名の評議員とともに本部の運営に、楽しく喜んで奉仕させていただいています。これも神様が私たちに与えてくださった賜物として、同志社のことを思い、全国の同窓生のことを思える御恵みと感謝しています。

 2015年は新島先生が国禁を犯して函館から出航し、アメリカのボストンに着かれて150年でした。私は同窓生の数名とともに北垣先生率いるボストンツアー「新島先生の足跡をたどる旅」に参加させていただき、先生の足跡を訪ねました。ワイルドローヴァ―号のテイラー船長、物心両面で支援してくれたハーディー夫妻、下宿主のミスヒドゥン、アーモスト大学長のシーリー夫妻など、さまざまな人々との出会い、キリスト教徒の出会いを通して、先生の人格形成、将来計画などが培われていったことなどを学びました。「全てが、偶然ではなく神様のご計画のうちにあったのだ」と、先生は信仰を通して証されています。私たちはそんな素敵な先生が建てられた学校で学べた事に誇りを持って「地の塩 世の光」として世の人々のために働きたいと思います。

 昨年度は全国の支部長会を一泊研修会として開催したところ、44支部の方々がお集まりくださいました。支部の運営の難しさ、人が集まらない、若い人が来ないなど いろいろな悩みを皆さんと話し合い、意見交換をしました。支部と本部が一つになって悩みや問題を分かち合い、充実した有意義な時を持つことができました。
その中で支部長の一番の悩みは、同窓生の皆さんに支部総会案内の葉書を出しても返事が返ってこないという事でした。総会の準備をし、案内葉書を出しても返事の返ってこない寂しさ、脱力感は、悲しいだけでなく、同窓会の為、支部の為頑張ろうとしている支部長、役員の気持ちを萎えさせてしまいます。どうか同窓生の皆様、同窓会支部からの案内葉書には、支部の為に奉仕してくださっている支部長はじめ役員の働きがあることを覚えて、必ず返信をし、支部にご登録下さい。
女子部(女子中・高、女子大、大学院)の卒業生は全て同志社同窓会の会員です。しかし各都道府県の支部会員になるには、支部の総会案内葉書で登録するか、支部総会に参加するか、ご自分で連絡するかして登録しなくてはなりません。どうぞ支部会員となり、支部に繋がって、同窓生としての楽しみを分かち合う時をお持ちください。

 同窓会本部の総会は、毎年7月第一土曜日と決まっています。2016年度は7月2日に開催します。お誘い合わせのうえ是非参加ください。皆様にお目にかかれますことを楽しみにしています。

 それぞれの場所で神様の豊かなご祝福のうちにお過ごしになられますようお祈りしています。

玉村三保子

総会のご挨拶(2015年7月4日)

皆様こんにちは。

7月第一土曜日祇園祭のお囃子が聞こえる良き日にこうして、同窓会総会に集い、語り合う時が持てますことを感謝いたします。

 さて私は会長2年目を迎えました。新しい試みとして3年に一度の支部長会を総会前日に開きました。全国支部の支部長さんたちと評議員が寝食を共にして、同窓会の支部のあり方、本部と支部のあり方、支部の抱えている問題など、話し合いの時間を持ちました。今日の総会にはリトリートセンターよりバス2台で、44支部、55名の支部長さんと支部役員の方々がご出席下さいまして共に総会が開催されますこと、心から感謝申し上げます。

 本部と支部の結びつきを強め、日本中の同窓生が、同志社女子部と卒業後も関わり合いながら。お互い助け合い、交誼を厚くし、同志社発展のために寄与するという同窓会の目的のために日々前進して頂きたいと願っています。今回の総会に出席してくださった皆さんはますます多くの同窓生と繋がり、気持ちを一つにし、同志社女子部を卒業した喜び、誇りを持って同窓会の働きを知ってください。そして共に同窓会の発展のためにご尽力下さる様お願いいたします。

 今日は同窓生である今井先生の奨励で共に礼拝を守ることができました。感謝でした。女子部の今出川キャンパスのハード面が女子中高、女子大学共に出来上がりつつあります。美しい建物だけでなく新島先生が目指されたキリスト教精神を持って生徒さん、学生さんたちが、「地の塩、世の光」となるよう日々成長して、卒業後同窓会の学年幹事、常任幹事、評議員、各都道府県の支部長として同窓会でご奉仕してくださる様にと願っています。

 新島先生が目指したキリスト教精神に基づき、私たち同窓生も先生の開校の思いを受け止め、一人一人が日々成長し続けます様に。今年の総会がたくさんの同窓生と共に122年続いた同窓会の働きを再認識する時となり、母校のためにまた全国の同窓生一人一人に思いを向けながら奉仕できる様にと祈っています。

今日のすべてのプログラムが神様の御守りのうちにつつがなく終えられ、同窓会が、皆様のために、学校のために大きく発展できます様に、皆様の尚一層のご支援ご協力をお願いいたしまして、挨拶とさせて頂きます。

玉村三保子

懇親会挨拶

午前中には総会においてすべての議題が承認されました事を、まずご報告致します。そして女子高校、女子大学の生徒さん、学生さんに奨学金、社会人入学の学生さんにデントン奨学金をお渡しする事もできました。皆様がなお一層精進され、「地の塩、世の光」として社会のために貢献できる人となられます様にと祈ります。

只今より大谷総長、水谷理事長、加賀学長、辻村中高校長のご臨席を賜り、皆様と共に懇親会を開催できます事感謝いたします。先生方にはご多忙中にもかかわらずお越しくださいましてありがとうございます。

一年に一度学年、学部を離れ、同じ女子部で学んだという絆で結ばれている同窓生が、共に食卓を囲みます。女子部時代に戻り、気持ちを一つにして母校を懐かしみ、新島先生が蒔かれた種が、こうして大きく花開き、ここに集まる事ができました。本当に嬉しく思います。今日は全国から大勢の支部長さんが参加してくださいました。同窓会本部の働きを知っていただき、本部と支部をしっかり繋ぐ事ができたと思います。

懇親会では、「日本伝統の華」と題して日本舞踊、三味線、胡弓の演奏を聴いていただきたいと思い、女子中校を卒業し、名取としてまた三味線、胡弓を極められ、現在箱根で芸妓として活躍されている奥田かんな様にお越しいただきました。京都ホテルオークラのシェフの、心こもるお料理を楽しみ,おしゃべりに花を咲かせ、華やかな舞台をお楽しみください。日頃の忙しさ、慌ただしさ、日常の諸々を忘れ、楽しい一時となりますよう、そして最後まで神様の御守りのうちにありますように、祈りつつ挨拶とさせて頂きます。

玉村三保子

会報55号 会長挨拶(2015年5月25日)

思いを一つにして


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 全国の同窓生の皆様、いかがお過ごしでしょうか。2014年度は夏の豪雨、秋の台風、冬の豪雪など災害の多い年でした。被災地の同窓生の皆様の平安を心よりお祈り致します。

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 同窓会会則
三条一 本会はキリストの教えに基づき会員相互の交誼を厚くし同志社と会員との関係を密接にして同志社の発展に寄与することを目的とする。
六条 本会は同志社女子諸学校を卒業又は修了したものを持って正会員とする

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  会長に就任し二年目を迎えました。一年目は一生懸命走った一年でした。「楽しく、喜んで、ご奉仕を」を合言葉に、同窓会の様々な行事を計画、実行できたことは、評議員、常任幹事、学年幹事の皆様そして全国の支部の皆様のお陰と感謝しております。一年目は121年の歴史の中で諸先輩が行なってこられたことを大切に、同窓会の運営をさせて頂きました。「歴史はそのまま同じことをしていては進まない、新しいことをしてまた歴史を作り上げる。」と、愛知支部のアトラクションでの津軽三味線奏者の方から学びました。

 二年目は支部や学年幹事の方々の協力を得ながら、同窓会の働きを全ての同窓生と分かち合い、喜びを持って共に交わり、その輪が広がっていくようにと願っています。同窓会のエンブレムにもある「地の塩・世の光」として社会に貢献することにより、同志社がますます発展し、同窓会の目的が実践できると思っています。

 会報誌の70~71ページに国内62支部、海外4支部の連絡先が書いてあります。各支部は独自の活動をしています。同窓生の皆様、どうぞお住いの地域の支部に連絡し、活動に参加して同窓会に繋がってください。122年の歴史の中で82,648人の同窓生が入会されています。諸先輩の志を受け継ぎ、同窓会の灯を絶やすことなく目的に向かって同窓生一同の思いを一つにして歩みたいと願っています。皆様の一層のご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

 学年幹事の皆様には、春・秋の幹事会にご出席の上、同志社 同窓会の活動報告を学年同窓生にして頂き、有難うございました。このことによってこそ同志社同窓会に、より密な繋がりが出来ると確信しています。

 今年度の総会は、第一土曜日7月4日に京都ホテルオークラにて開催します。今年は全国の同窓生が更に繋がることを願ってはじめての試みとして支部長会を総会前日7月3日に開き、総会にも出席して頂きます。ホテルでは大きな会場を準備しております。お誘い合わせの上、総会にご出席ください。皆様にお目にかかれるのを楽しみにお待ちしています。

玉村三保子(2015年5月25日記)

総会のご挨拶(2014年7月5日)

 おはようございます。私は、今期3年間会長として、評議委員会において選出されました玉村三保子と申します。こうして同窓生の皆様にお会いできました事本当に嬉しく思います。未熟な私ではありますが、同窓会の発展の為、評議員の皆さんと共に頑張る所存でいます。よろしくご支援、ご協力お願い致します。

 京都に夏を告げる祇園祭が始まりました.もうすぐこんちきちんのお囃子が聞こえて来ます。毎年7月第1土曜日は同窓会の大切な1年に一度の総会の日です。今年度も皆様のご参加をえましてここ京都ホテルオークラにおきまして、開催できます事感謝致します。一年間の同窓会の歩みを皆様と分かち合い、考える時としたいと思います。よろしくお願い致します. 

 校祖新島先生が明治9年に女子塾を開設され、その17年後に約96名の同窓生によって同窓会が発足して121年の時をへました。時の流れによって紆余曲折ありましたが、新島精神は同窓生一人一人に受け継がれています。全国にある同窓会支部においては同窓生が集まり交流をし、同窓生である喜びを、分かち合っています。同窓会本部では支部やヴァインの会、ゆかり会の働きに感謝して121年間、諸先輩が培ってこられた同窓会を大切に、次の時代に引き継がなけれと思いながら活動しています。

 私達は、困ったとき、苦しいとき、病んでいるとき、また嬉しい時に、若いときに学んだ母校を思い出し、また友を思い出して心の糧としてきました。その根底には神様が守って下さっていると言うキリスト教精神が息づいています.今ある事に感謝して、同窓生として共に母校の発展の為にそして私たち一人一人の為に神様の御守りを願い、毎日を過ごしたいと思っています。世界各地では今なお多くの方々が困難の中におられます。日本においても震災、水害、原発事故の為に心、身体を病んでおられる方々を覚えます。私たちはその人たちの事をわすれることなく、今年度も東日本大震災に会われた所からの新入生に教育支援を贈呈する事になりました。本当に小さいことしか出来ませんが、早く被害に遭われた人たちがもとの生活に戻る事が出来ますようにと祈ります。今から始まる総会が神様の御守りのうち、最後までつつがなく終了する事を願い、挨拶とさせて頂きます。

玉村三保子(2014年7月5日記) 

就任のご挨拶(2014年4月1日)

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京都の山々は、厳しい寒さから暖かい陽に誘われ、新芽を膨らませ始め美しい景色を見せてくれています。

 同窓会会員の皆様にはお健やかにお過ごしでしょうか。日本のみならず国外にもいらっしゃる同窓生に思いを馳せ書面を借りてご挨拶申上げます。

 さて私は今年度より3年間、同窓会の会長に選出されました1965年女子高校卒業、1969年女子大学家政学部を卒業しました玉村三保子と申します。経験もなく弱く小さなものですが、神様から与えられた御恩寵と思い、皆様のご支援、ご協力によってこの大役を果たそうと奮い立つ思いでいます。どうぞよろしくお願い致します。今は戸惑いを覚えながらも、愛する母校同志社女子部と同窓生の橋渡しのお手伝いを担わせていただける事に、誇りと喜びを感じています。校祖新島先生は女子教育の必要性を説き、宣教師らと共に女子の育成に力を注がれました。その卒業生達が同窓会を結成し、121年目を迎えました。長い歴史の中で学校も時代とともに変わって来ましたが.新島先生の示された精神は今もなお生きて、学校にまた同窓生の一人一人に「地の塩、世の光」(マタイによる福音書5章14節)として、脈々と引き継がれています。120年経った今、同窓生は世界中に77,478名(2012年4月現在)おられ、全世界で活躍しております。

 同窓会の目的は同窓会会則にあるようにキリストの教えに基づき会員相互の交誼を厚くし、同志社と会員との関係を密接にして同志社の発展に寄与する事であります。その目的を達成し、同窓会活動を活性化するために、同志女子大学同窓会《Vineの会》と同志社女子中高同窓会「同志社ゆかり会」を置き、それぞれが働きをなしており、同窓会は事務所を栄光館において、目的達成のため日々努力を重ねております。卒業生一人一人の変動はどうぞ事務所までお知らせ下さい。
同窓会の支部は日本に60支部、海外に3支部があり、それぞれ同窓会本部に協力して同窓会の発展のために活動しています。お住まいの近くの支部にお入り下さい。同じ同窓生として横のつながりのみならず縦のつながりをも大切にし、交流するお手伝いをできる限りさせて頂きます。

 今年度は、会長として初めての年でもありますので、歴代会長が培ってこられた同窓会の伝統にのっとって進めて参りたいと思います。皆さんのご参加が協力です。

 7月5日には2014年度の総会、及び懇親会があります。ご参加下さり、同窓生が一同に介して共に親交を深め、共に礼拝し賛美歌を歌い祈りましょう。そして同志社の現状を聞き、同志社女子部に学んだ喜びを分かち合いたいと思います。その折には皆様にお目にかかれます事を楽しみに致しております。

玉村三保子(2014年4月1日記)

 

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