同窓会のあゆみ
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同窓会のあゆみ
1875年(明治8年) | 同志社創立 |
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1876年(明治9年) | 太平洋ウーマンズ・ボード支援の独身女性宣教師として来日。 4月に入洛し、10月21日、J・D・デイヴィス宅で、同志社女学校の源流となる女子塾(京都ホーム)を開設。 以後実質的な校長として、寄宿舎で生徒と寝食を共にしながら、キリスト教教育を行う (「校長」A・J・スタークウェーザー) |
1877年(明治10年) | 府の認可を得て、同志社分校女紅場 設立 (校長 新島襄) 半年後、同志社女学校 と改称 |
1878年(明治11年) | ウーマンズ・ボードのアメリカ独立100周年記念募金により、6,000ドルを同志社女学校に寄付 最初の校舎が建つ(現静和館の位置) |
1882年(明治15年) | 女学校第1回卒業式。卒業生5名。 |
1885年(明治18年) | 「明治18年事件」(女学校廃校問題)が起り、卒業生は在校生と一体になって学校継続を校長代理山本覚馬に嘆願する |
1888年(明治21年) | M・F・デントン来日 |
1893年(明治26年) | 同志社女学校同窓会創設(卒業生と女学校関係者計96名入会) 新島文庫(女学校図書館)を同窓会の事業とする |
1894年(明治27年) | 「同志社女学校期報」 創刊号発行(1948年第73号まで) 母校基本金を募集 第1回分寄付 |
1897年(明治30年) | 出町講義所でデントン幼稚園を始める 大阪、東京、京都支部発足 |
1899年(明治32年) | 神戸支部発足 |
1900年(明治33年) | 幼稚園、今出川通ラーネッド邸に移り、今出川幼稚園と称す。 園長ラーネッド夫人 |
1903年(明治36年) | 創立25周年記念事業として同志社女学校基本金募集を開始 そのためデントン指導の下、初めてバザーを開催。在校生、教職員、同窓生が手伝う |
1906年(明治39年) | デントンの募金により「家政館」(家政科寄宿舎)を建立 デントンの意向により、同窓会へ寄付し、同窓会から改めて母校へ寄付する |
1907年(明治40年) | 創立30周年祝会に音楽会・模擬店を催し、純益を基本金へ組み入れる |
1908年(明治41年) | 同窓会運営に評議員制度が導入される バザーを催し純益を基本金へ組み入れる |
1909年(明治42年) | 米国ニューヨークのD・W・ジェームス夫人の寄付により「平安寮」落成 多くの金品を同窓生が寄付 |
1911年(明治44年) | 同志社女子大学設置のため同窓会から委員を出すよう理事会から依頼を受け、女子大学設置委員会を設ける |
1912年(大正元年) | 太平洋ウーマンズ・ボードからデントンを通じての寄付により、女学校最初の煉瓦の校舎「静和館」竣工 |
1914年(大正3年) | ジェームス夫人及び令息アーサー・C・ジェームス氏からの基本金及び校舎拡充費として米貨10万ドルの寄付。 「ジェームス館」落成 1903年から開始した同窓会募集の女学校基本金総額を理事会に寄託 同窓会基本金の募集を始める |
1915年(大正4年) | ジェームス基金により「家政館」新築 |
1919年(大正8年) | 財団法人同志社理事選出の選挙権が同窓会に与えられる |
1920年(大正9年) | 同窓会館の建築が発議される 同窓会選出法人理事に松本亦太郎、松田道(同志社最初の女性校長。同窓会長を4期務める)が選ばれる |
1923年(大正12年) | 関東大震災 罹災した会員へ災害見舞 今出川幼稚園、ラーネッド園長辞任。アメリカンボードが幼稚園の経営を引き継ぐ |
1924年(大正13年) | 奉仕と協力の仕事会生まれる(お仕事会) 女学校講堂(栄光館)建築のためバザーを開く(その後1929~34年に5回催す) 同窓会に有給専任書記をおく |
1926年(大正15年) | 法人同志社評議員を同窓会員中からも選出することになり、8名が選ばれる |
1927年(昭和2年) | 「静和館」火災のため募金して母校へ寄付 |
1929年(昭和4年) | 台湾(台北)支部発足 |
1930年(昭和5年) | 同志社女学校を同志社女子専門学校と同志社高等女学部に分離独立させる 岡山、京城支部発足 |
1931年(昭和6年) | デントン、ウィリアムス大学から教育学博士を受領。祝賀会を都ホテルで催す 北九州、大連、鹿児島支部発足 |
1931年(昭和6年) | 栄光館竣工 (総費用18万円のうち約3分の1は米国人ファウラー氏の寄付により、 他の3分の1は同窓会が、 在学生団体の学友会と共に寄付する。残りの3分の1は同志社本部が負担) 同窓会総会を栄光館講堂で開催。会名を「同志社同窓会」と改称 校友・同窓両会員の寄付により「新島会館」竣工 |
1933年(昭和8年) | デントン勲六等瑞宝章を受領 奉天、ロサンゼルス支部発足 |
1935年(昭和10年) | 今出川幼稚園を法人同志社に委譲。デントンの提案により、同窓会が経営を引き受ける。同窓会長 松田道が園長に就任(1937年より同窓生 三宅キクノ園長) 創立60周年記念誌『我等ノ同志社』を同志社・校友会・同窓会共同で発行 |
1936年(昭和11年) | 名古屋(現 愛知)、広島支部発足 |
1938年(昭和13年) | 明治時代の卒業生による「明治会」発足 |
1939年(昭和14年) | デントン、同窓会に対して遺言状を作成 購買部で生徒の昼食用のパン販売・うどん食堂を開く 同窓会本部と会員との連絡機関として各クラスより委員約200名を選出し、クラス委員(1969年より幹事)就任を依頼 |
1940年(昭和15年) | 同窓会館竣工 階下を幼稚園、階上を同窓会館として使用を始める 同窓会館で紫苑会講習会を開講 |
1940年(昭和15年) | デントンの功績をたたえ太平洋ウーマンズ・ボードよりパイプオルガンが贈呈される ボードに同窓会より記念品と感謝状を贈る 武間冨貴この年より35年間同窓会長を務める |
1942年(昭和17年) | 上海支部発足 |
1944年(昭和19年) | 戦時中、同窓会館は日本航空電気KK(陸軍服ボタン付に使用)に貸す |
1947年(昭和22年) | 法人同志社へ今出川幼稚園の経営を返還。管理と監督は同窓会が引き受ける 「同志社幼稚園」と改称 同窓会長 武間冨貴が園長に就任 デントン永眠(12月24日) |
1948年(昭和23年) | 女専・高女の後援で「秋季大バザー」を再開し、収益を高女・女専に寄付 デントン没後、女性として初めて勲三等瑞宝受領 淡路、堺、泉州(大阪泉州)支部発足 |
1949年(昭和24年) | 女子大学設立資金援助のため募金をし、寄付をする 福岡支部発足 |
1950年(昭和25年) | デントン追悼式及び墓碑除幕式を相国寺長得院で挙行 |
1951年(昭和26年) | 同志社が財団法人から学校法人に組織変更。武間冨貴は幼稚園の名誉園長となる 岐阜支部発足 |
1952年(昭和27年) | 同窓会からの寄付をもとに幼稚園の保育室増築 姫路支部発足 |
1953年(昭和28年) | バザーを女子部各学校、幼稚園、父母の会と初めて共催、純益は各々へ分配され、以後恒例となる(1970年より女子大学不参加) デントン記念誌編集委員会 『ミス・デントン』発行 奈良支部発足 |
1955年(昭和30年) | 「黎明館」建築費として寄付(1959年に再度) 「デントン記念館」建築費として寄付 法人理事長より同窓会推薦の同志社総長候補者氏名提出の依頼をうける デントン永眠記念日に有志墓参開始(定期的な墓前礼拝は1975年から) 北海道、栃木、三重、鳥取、佐賀支部発足 |
1956年(昭和31年) | 「同志社同窓会報」創刊号を発行 仙台支部発足 |
1957年(昭和32年) | 「新心寮」建築費として寄付 静岡支部発足 |
1958年(昭和33年) | 長崎、大分(別府)、熊本支部発足 |
1960年(昭和35年) | 大正時代の卒業生による 「大正会」 が東京で発足 |
1961年(昭和36年) | 但馬、千葉(房総)、湘南、茨城支部発足 |
1962年(昭和37年) | 松山、高知、徳島、米子、島根、福井、金沢、富山、丹波、横浜支部発足 |
1963年(昭和38年) | 広島東部(福山)、今治、支部発足 |
1964年(昭和39年) | 「平安寮」建築費として寄付 「楽真館」建築費として寄付 新島生誕記念会を法人同志社、校友会、同窓会三者合同で開催。以後恒例となる 会津若松支部発足 |
1965年(昭和40年) | 三重南勢支部発足 |
1967年(昭和42年) | 同窓会奨学金制度を設置 以後毎年女子大生、女子高生数名に贈る 山口(下関)、亀岡、サンフランシスコ、シカゴ、ニューヨーク、ホノルル支部発足 |
1968年(昭和43年) | 女子大学英文学会、女子大学家政学会へ奨学基金として寄付 田辺、ロサンゼルス支部発足 |
1971年(昭和46年) | 同志社創立100周年記念事業の一つとして同窓会館改築を決め、募金を開始 |
1972年(昭和47年) | 和歌山、三重北勢、三重中勢支部発足 |
1975年(昭和50年) | 同志社創立100周年記念式典を京都国際会議場で開催 |
1976年(昭和51年) | 阪神東部、芦屋西宮(阪神西部)支部発足 |
1977年(昭和52年) | 女子部創立100周年記念に栄光館正面東側にしだれ桜を植樹 |
1979年(昭和54年) | 幼稚園建築費として寄付 同志社国際高校建築費として寄付 |
1980年(昭和55年) | 同窓会館(現)、幼稚園竣工 |
1981年(昭和56年) | クリスマス献金始める(2006年より 「キリスト教社会福祉事業支援」 と名称変更) |
1983年(昭和58年) | 香川、宮崎支部発足 |
1984年(昭和59年) | 滋賀、埼玉、群馬支部発足 |
1985年(昭和60年) | 青森、山梨支部発足 |
1990年(平成2年) | 同志社女子大学初代学長 E・L・ヒバド著 『ある宣教師っ子の思い出』 (翻訳)を同志社女子大学・同窓会共同で出版 |
1991年(平成3年) | 新潟支部発足 |
1992年(平成4年) | 同窓会設立100周年記念事業として、 新島記念講堂塔鐘 カリヨンベルを女子大へ寄贈 |
1993年(平成5年) | 同窓会設立100周年記念礼拝と総会を栄光館で催す 新島襄永眠100年、生誕150年記念募金を本部へ寄付 同窓会設立100周年記念事業として、新静和館 4階ホールの舞台幕及び舞台装置一式を女子中高へ寄贈 |
1995年(平成7年) | 阪神淡路大震災被災学生に対する奨学金を女子大学・ 女子中高へ贈呈 |
1996年(平成8年) | 秋田支部発足 |
1998年(平成10年) | デントン直筆 「パンプキンクッキー」 のレシピが見つかる。 以後、同窓会逸品として製造開始 |
2000年(平成12年) | 岩手支部発足 |
2001年(平成13年) | 同志社女子部創立125周年を記念して女子大学・ 女子中高等学校へお祝い金を贈る 沖縄支部発足 |
2004年(平成16年) | 明治時代のデントン・レシピによる食事会を催す 同志社同窓会ホームページ開設 |
2005年(平成17年) | 栄光館のアスベスト除去工事に対し、法人同志社に寄付 |
2006年(平成18年) | 同志社女子部創立130周年を記念して女子大・ 女子中高等へお祝い金を贈呈 長野支部発足 |
2007年(平成19年) | 同志社同窓会のエンブレム(ラテン語「地の塩 世の光」をモットーとする)とロゴを制定 ミス・デントン生誕150年を祝い、姪孫二人を招待し、各種記念事業 記念礼拝と記念講演会、クラップ著 『ミス・デントン』 (翻訳)の同志社女子大学・同窓会共同を出版、デントン奨学事業基金募集と奨学金制度の制定を行う。 |
2008年(平成20年) | 同志社女子大学同窓会《Vineの会》・同志社女子中高同窓会「同志社ゆかり会」との関係を位置づける会則変更を総会で承認 女子大学純正館新築お祝い金を贈呈 |
2009年(平成21年) | 浜松支部発足 |
2010年(平成22年) | 同志社創立135周年記念募金に応じて、同志社法人部・女子大学・女子中学校・高等学校へ寄付 |
2011年(平成23年) | 東日本大震災に際し、被災支部、被災学生にお見舞金、日本赤十字社に義援金を贈呈 被災同窓生へお見舞いカード送付(以後、災害救助法適用地域の被災同窓生へ送付を決める |
2012年(平成24年) | 東日本大震災被災学生に対し、新島八重教育支援金を給付 栄光館改修・ファウラーチャペル シャンデリア復元に際し、 同志社同窓会創設120周年記念事業の一環として寄付、 同志社同窓会編 『新島八重 ハンサムな女傑の生涯』 を淡交社より出版 |
2013年(平成25年) | 同志社同窓会創設120周年記念会を栄光館ファウラーチャペルにて開催 栃木・福島支部の再設 東日本大震災教育支援金給付 |
2014年(平成26年) | 女子中高新校舎建設に際し寄付 東日本大震災教育支援金給付 台湾支部再設 |
2015年(平成27年) | 同窓会奨学金規定改定、ミス・デントン記念奨学金規定制定 東日本大震災教育支援金給付 韓国支部再設 |
2016年(平成28年) | 女子大学キャンパス整備事業に対し寄付、楽真館ラーニングコモンズにステンドグラス設置 熊本災害支援金贈呈 女子中高新校舎希望館食堂「ガリラヤ」に、壁面陶板「地の塩世の光」設置 三重北勢支部、三重中勢支部、三重南勢支部が合併、三重支部となる 今治支部、松山支部が合併、愛媛支部となる |
2017年(平成29年) | ミス・デントン生誕160年・没後70年記念会 『ミス・デントンレシピ集』発行
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2018年(平成30年) | 同志社同窓会創設125周年記念総会 (記念礼拝 栄光館、懇親会 京都ホテル・オークラ)開催 『同志社同窓会125年のあゆみー本部編・支部編―』発行。 記念品として、総会出席者に配布 長得院ミス・デントン墓碑管理の維持・修繕を同窓会が担うことに決定 |
2019年(平成31年・令和元年) | 同志社幼稚園新園舎建築資金募金に寄付 校内のミス・デントン記念碑移転費用に対し、女子大学サポーターズ募金〝ぶどうの樹〟に指定寄付 ミス・デントン記念奨学金規定改定 |
2020年(令和2年) | コロナ禍による困窮生徒・学生奨学金のための募金を行い、女子大学、女子中高へ贈る |
2021年(令和3年) | スタークウェザー没後100年を記念し、学校法人同志社・女子大学・女子中学・高等学校・同窓会の4者によりサンディエゴの市営墓地 Mount Hope Cemetery に墓碑を建立。 記念祈祷会並びに記念の集いを栄光館にて開催 |
2023年(令和5年) | 同志社創立150周年記念募金に応じて、同志社法人部へ寄付 |
デントン先生のレシピ
パンプキンクッキー
〈材料〉50枚分 | |
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卵 | 2個 |
無塩バター | 90g |
砂糖 (ブラウンシュガー、 三温糖でもよい) |
160g |
かぼちゃ | 180g(生で250g) |
小麦粉(薄力粉) | 220g |
ベーキングパウダー | 小さじ2 |
クルミ | 80g |
レーズン | 80g |
ラム酒 | |
塩 | 小さじ 1/2弱 |
ジンジャー | 小さじ 1/2 |
ナツメグ | 小さじ 1/2 |
シナモン | 小さじ 2 |
バニラエッセンス又は バニラオイル |
少々 |
パウダーシュガー | 少々 |
作り方
- バターをクリーム状にして砂糖をまぜる。卵を少しずつ混ぜ込む。
- 小麦粉・香料はふるっておく。
- レーズンにはラム酒をふりかけておく。レーズンとクルミは粗くきざんでおく。
- かぼちゃは蒸すか電子レンジで柔らかくし、裏ごし(つぶす)しておく。
- 1と2と3と4を混ぜ、バニラを加え、切るように混ぜる。
- 生地をティースプーンで山盛り1杯ずつすくい、オーブン皿に間隔をあけて並べる。 170度で15~20分焼く。焼き色がつけば網にとる。 少し柔らかいが、冷めると固くなる。冷めたらパウダーシュガーをふりかける。
スパイスティー
1) | 水 | 800cc |
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2) | 紅茶 | 18g |
砂糖 | 50g | |
りんごジュース | 300cc | |
レモン汁 | 1/2個 | |
3) | クローブ | 1/2個 |
シナモン | 小さじ 1.5 | |
オールスパイス | 小さじ 1/4 |
作り方
- 1)を沸かし、2)を袋に入れて ぐらぐら煮て、茶葉を取り出す。
- 砂糖を入れ、りんごジュース・レモン汁を加え、 3) をふり入れる。