会長挨拶

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会報63号 会長挨拶

共に歩む

同窓会会長 南野 紫乃

 同志社同窓会会員の皆様、お変わりなくお過ごしでしょうか。皆様と繋がり、こうして同志社同窓会報63号を皆様のもとにお届けできますことはたいそう嬉しく、感謝の思いでいっぱいです。
 「同志社同窓会」は、同志社女子部が創立されて17年たった1893年に歩みをはじめました。
この130年の活動において多くの同窓生が相互の交わり深め、また常に母校・在校生に寄り添って共に歩み続けてまいりました。
 — わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていればその人は豊かに実を結ぶ。   (ヨハネによる福音書15章5節)
 私達は在学中にこの御言葉に教えられ、一人ひとりが母校の(そして神様の)「ぶどうの木」の幹から広く四方に伸びている枝としてそれぞれの持ち場で葉を茂らせ実を成らせるようにと送り出されました。同志社同窓会は様々な働きを成し素晴らしい活躍をされているたくさんの同窓の皆様との交わりを持ち、また日々出会う困難に立ち向かう心の拠り所としていつでも帰ってきたいときに帰ってこられる場であり続けたいものだと思います。
 コロナ禍に見舞われ学校内に学生生徒の姿が見られなくなった3年前の春、校内の様々な花がいつものように、いえいつもにまして美しく力強く咲き誇っておりました。それは一日も早く同志社乙女たちが戻ってくるようにと花たちも強く願っていたのでしょう。その後やっと学校に戻ってくることのできた同志社乙女たちは多くの制約がある学生生活であったでしょうが、そのなかでも創意工夫によって充実した日々を送っておられる様子が伝わってまいりました。
 同窓会でも活動を休止せざるを得ない期間を経て、一つずつ考慮を重ねつつ活動の歩みを前へ進めていく3年でありました。新しい試みややり方も工夫し、また長く受け継いできたものを大切に再びしっかり歩みだしてきました。今年度はこれらの活動を引き継ぎ更に前へと進めようと28名の新評議員での活動が始まりました。同窓の皆様と共に歩む同窓会でありたいと思います。
 どうぞ皆様、同窓会の行事・活動にご一緒にご参加ください。そして祈り、お支え下さいますように。

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